
台湾産 『台湾バナナ』(北蕉種)
今日はバナナの話です。年配の方で昔食べたバナナと現在のバナナは味が違う!という人がいます。実はその通り。
グロスミッチェル種というかつて一世を風靡したバナナがありました。19世紀末以降、世界中で栽培されていたプランテーションバナナは全部この品種でした。
しかし第二次世界大戦以後、パナマ病という疫病が流行し、バナナは球茎で分かれる植物(=クローン)だったこともあり、一気に病気は世界中に向かいます。
農薬で治る類の病気ではなく、真菌が作用する病気だったために、バナナの大会社は(ドールとかチキータとか)は、グロスミッチェル種の栽培を断念して、キャベンディッシュ種という現在のバナナに切り替えました。
ただ、なぜか分からないですが、台湾だけは、土壌がパナマ病に耐性があり、グロスミッチェル種のバナナが現在でも輸出できるレベルで栽培されているようです。
こちらの北蕉種)がそのバナナです。なかなかロマンがあります。昔を懐かしんで食べるのもいいかもしれませんね。
Atlasも買ってみました。